第13章 お客様 ★
>>side:Jun
リビングの電気が消えた。
お開きになったみたいだ。
パタン…
俺がドアを閉めに一度ベッドを離れると、
じっとこっちを見つめるかずの元へ…
引き込まれるようにもどった。
2人でイって、俺はゆっくりかずの
カラダを楽しんだ。
柔らかくて、白くて…キレイ。
潤「ね、」
和「…ん…?」
潤「あの2人、付き合ってるの?」
和「…山田と、?」
潤「知念」
和「…だと思うよ、…山田は、知念のこと好きだった。結構前から」
潤「そんな相談もされてたの?」
和「んー…たまに…」
潤「…かずの話は、しないの?そういう時」
和「聞かれるけど…誤魔化してたよ?メンバーだってのは、バレてたけど……今日で、あいつの中で、じゅんになった。俺の恋人。」
潤「それは…嬉しいな?」
和「…ふふ…そぅ、」
潤「ちゅっ……今日は、意地悪してごめんね?」
和「……じゅんは、いつも、やさしい…」
潤「…ふふ…かずが、優しくなきゃだめって言うから。ね?」
和「じゅん…うー…すき、」
潤「すき…ふふふ、かわいいな…」
和「んぅ…」
ぎゅって抱きしめたら、
幸せだなぁって思う。
どんなにイラッとしても、
さすり寄ってきてくれる…
このかわいいヒトを虐める気にはならない。
ちょっとした意地悪はするけどね…
自分でも驚くほど…信じてるから。
和「…あしたの朝、なに食べたい?」
潤「えー?作ってくれるの?」
和「…お詫び、に…」
潤「ふふふ…みんな喜ぶよ」
和「ん…なににしよ…」
潤「肉残ってるから使っていいけど…朝から重いか?」
和「…んー、…ちょっとだけ、使おっかな?」
潤「手伝うよ。…チュッ…ん、」
和「ん…んぁ…//ふ…」
潤「……ふふふ…」
和「…もうっ//」
潤「恥ずかしい思いしたら…助けるからね」
和「当たり前でしょ…//」
潤「へへ…♪」
照れてるかずをぎゅってして、
目を閉じた。すぐに気持ちのいい
夢の中に連れていってくれる…
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朝、起きた時…隣には
愛しいヒトの姿はなかった。
その代わり…部屋の外からいい香りがする。
あ…ちょっとドア開いてるし。
仕返しのつもりかよ…
潤「…おはよ」
和「わっ…びっくりした…おはよ、じゅん」
潤「ふふ…ドア開けたでしょ…」
和「…香りに誘われて起きたらいいな、と…」
結局かずの思い通りか…