第13章 お客様 ★
>>side:Masaki
『ぁあああ…//』
…まったく…。ドア開いてんじゃん。
さっきまで微かだった声が
もろに聞こえたから、さり気なく
振り返ってみたら潤の部屋のドアが
少しだけ開いてた。わざと開けたな…。
まぁ…かずのお仕置ってことなんだろ。
分かるけどね、気持ちは。
いいとは思うけど…こっちの身にもなれ。
「「……//」」
固まってんじゃん、2人。
絶対かずの声だって分かるしなぁ…
智「…まさ…」
雅「んー、」
今日は最初からそんな気分宣言してた
さとが甘えてきちゃう。
酔いも相まって、さっきの
有岡とかずみたいな状態…。
かわいいよー、さと。
でもね、後輩が赤くなって見てるよ…
智「まさきぃ…」
雅「ん、…さと、いい子だからちょっと待って…」
智「………」
雅「部屋戻ろうか…?」
智「…これ、片付け…」
雅「明日でいいよ、みんな昼からでしょ」
智「ぅん…♪」
雅「今日はお開きにしよっか」
「「ぁ…はい…//」」
山「あのっ…!」
雅「ん?」
山「最後に1つ…聞いてもいいですか…?」
雅「なにー?」
山「あの…ぇっと…//」
聞きづらそうだけど…
まぁ、今の状況なら質問は分かる。
雅「想像通りだと思うよ?」
智「…まさきー?」
雅「んー、ね?さと」
智「ふふふ…」
山「え、あ…二宮くんと…」
雅「…あの部屋は、潤の部屋。」
山「あぁ…」
智「キミたちも?」
知「え!?」
雅「ふふふ!焦りすぎ。いいじゃん♪」
山「…です//」
知「涼介っ…//」
雅「超お似合い♪」
智「俺はー?」
雅「えー?ちゅっ、…変なヤキモチ妬かないの」
智「ン…ふふふ…♡」
「「……//」」
付き合いたてなのかなー?
さとが甘えてくるから
ちょっとキスしてあげたら
固まっちゃった。かわいいー。
雅「あー、部屋、有岡いてやだったら、そこの奥スタジオだから2人でそこ寝てもいいよ。敷マットすぐ出せるけど、どうする?」
山「……お言葉に甘えても、いいですか?」
知「涼介…//2階でもいいよ…?」
山「でも…2人で寝たいじゃん、」
知「………//」
雅「ふふ…さと、出してあげよ」
智「いいよー♪」
俺らがリビングでよく使う敷マットを
スタジオの端っこに敷いて
ダブル掛け布団も用意してあげた。
俺ってば優しい~♪