第11章 家族感
>>side:Jun
和「ねぇ、10チャンにして」
潤「んー、」
和「ほら、めんどい。」
潤「ごめんってば」
翔「もーう。いいから」
和「………」
ソファで並んでテレビタイム。
俺の横にはかず。
俺に文句言ってるくせに
もたれ掛かってくるかわいい奴。
翔「飲む人ー!」
「「はーい」」
翔「ほろよいあるよ?誰?」
翔さんはそこにいたと思ったら
もう冷蔵庫の前にいて叫んでる。
和「さとが買ってた。安かったから。飲んでいいと思うよ」
翔「俺ビール」
潤「俺ほろよいにしよーかなぁ。何ある?」
翔「はちみつレモン、アイスティー、ホワイト」
和「レモン~」
翔「かずもほろよい?」
和「うん」
翔「珍し。潤なにするー?」
潤「んー、アイスティー」
翔「はいよ」
「「「カンパーイ」」」
和「かんぱーい♪じゃーねー」
潤「ふふふ」
和「あ、バイバーイか」
潤「カンパーイ♪おーいぇー♪」
和「それだ」
翔「いい曲!」
和「楽しいよね♪」
潤「ファイトソングとかと系列同じだよな」
翔「ファイトソングとエナジーソング超好きだよ、俺」
潤「ふふ…知ってる」
翔「曲すげぇよな、一部使ったりしてさ」
和「褒められたー」
翔「褒めてますよー?かずーおいで」
和「んふふ…♪」
翔さんは両手を広げてかずを呼んだ。
嬉しそうに膝の上に座って
ぎゅっと抱きつきに行くかず。
可愛いなぁ…って素直に思う。
弟気質なんだよな、かずは。
頭撫でてもらって甘えてる。
潤「かずー、おつまみなかったっけ」
和「あ。焼きししゃも買った」
潤「まじ!やったー♪」
和「冷蔵庫の下のとこー。20秒くらいチンしたらおいしい」
潤「はーい」
翔「いつ買ったの?」
和「昨日?一昨日?スーパーで安かったの。あと干し芋」
翔「干したのばっかな?」
和「ふふ…つまみっぽくない?」
翔「ふはは!ぽいぽい」
お酒飲んで、テレビ見て、
普通の夜の時間が楽しい。
この家にいると、こういう
普通の時間に癒される。
もちろん、えっちしてる時も
癒されてるけどね。
兄弟っぽい時間もいいなと思う。
たまに喧嘩っぽいこともして。
ぽい…ばっかりだけど。
いろんな関係で成り立てるって
幸せだと思うんだよ。
しかも、5人でね。
潤「あー、うま♪」
和「美味いよね~これ」
翔「カルシウムありそー」
平和よ、続け♪