第11章 家族感
>>side:Masaki
雅「おはよ、潤」
潤「おはよぉ…」
雅「起きる?9時」
潤「ん…んー…」
雅「俺起きるよ。」
潤「………」
潤を置いて部屋を出たら
キッチンに誰かいる気配がした。
雅「おはよー。…かず?」
和「んー、おはよー」
雅「早いの?」
和「10時迎え」
雅「そか」
和「雅紀は?ご飯食べる?」
雅「食べたい…♪いいの?」
和「大丈夫。用意するね。ひとり?」
雅「潤が…多分また寝てる」
和「んー、じゃ、いらないか」
パンかな。珈琲の香りがした。
雅「みんないるのかな?」
和「いるんじゃないの?」
雅「遅いのかなー」
和「雅紀は?今日ロケ?」
雅「うん。」
和「ちょっと寒いって。上着いるかもね」
雅「ほんと?分かった。ありがとね」
和「いーえ。はい、簡単だけど」
雅「お、うまそ♪いただきまーす」
和「いただきます」
ロールパンと、レタスにトマト。
コーンスープ付き。
かずの朝ご飯久しぶりかも♪
雅「昨日疲れてた?大丈夫?」
和「大丈夫だよ?なんで?」
雅「ひとりでさっさと部屋入っちゃったじゃん」
和「んー、ゲームしてただけ。」
雅「あっそ?しんどかったら言うんだよ」
和「ん。」
たまーに、体調悪いのに言わないことが
あるから…かずは特に気になる。
今日はほんとに大丈夫そうだけど。
「「おはよー」」
和「おはよー」
雅「おはよぉ、お兄ちゃんズ」
翔「ふはは!なんだそれ」
雅「末っ子たちって言うからその逆」
和「お兄ちゃんズ」
智「ふふふ」
翔「俺もパンにしよー。にぃさんは?」
智「俺もー。コーンスープほしい」
和「お湯あるよ、ケトル」
翔「やったー♪ありがとう」
智「潤は?」
雅「俺の部屋でまだ寝てる」
翔「遅いんだろ。寝かせといてやろ」
和「自分の部屋行けばいいのに。寝起き悪い」
雅「別にいいよー、俺は」
和「ならいいけど」
翔「あ、そろそろ洗濯…」
智「ああ、やっとく。たまってたよな」
雅「リーダーありがとう、ごめんね」
智「ん。俺今日昼過ぎからだから」
和「お願いします」
翔「よろしくです」
智「潤起きてから回すわ」
雅「そうだね」
寝起き全開の姿で朝ご飯食べて
家事の話して…。そんな俺らが
ステージではみんなキラキラしてる。
たまに面白く思えちゃう。
仕事仲間であることが始まりだけど
今や家族だもんな~。