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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★



>>side:Jun

どうしようか。

かずは…あの人に襲われても
完全に恐れてた訳じゃなくて。
言うこと聞きながら、
なるべく表面的には関係に
変化がないように努めてたんだと思う。

そうじゃなきゃ、あんな…
俺らも気付かないくらいの
芝居は続けられなかっただろうし。


潤「…飲み屋では、普通なんでしょ?」
和「ん…ふつうに、はなせる…」
潤「そうだよねぇ…」
翔「そうは言っても、な?こうなってしまってんだからもう、仕方ないだろ…?」
潤「そうなんだよねぇ…」
智「…かず、俺らは…もう、あの人には会って欲しくないよ…心配で、無理、行かせられない」
和「……ん、」
潤「かず…俺も、そこは…許せないよ。」
和「…わかってる…会おうとは、思わない…」
雅「かず…」
和「こわくは、なかった、かもだけど…いやだった…当たり前だけど……すごく、すごく、嫌で…俺、ヤられてるとき…ずっと、ないてたっ、…」
雅「思い出さなくていいから…」
翔「わがままだけど…聞きたくない、…ごめんな…」
和「…っ、…ごめ、なさ…」
智「かず…ごめんごめん。大丈夫だよ」


かずは泣き崩れてそのまま眠った。

雅「寝かせてくる…?」
潤「いや、…ここでいいよ。起きたら、あれだし…」
翔「とりあえず、話進めよ…かず、聞いてるの辛いかもだし、今のうちに…」
智「そうだね…」
翔「やっぱさ…直談判じゃない…?」
潤「そっちがやったこと、言わないから、そっちも言わないでくれ…っていう交換条件が1番自然だよね」
雅「うん…」
智「応じてくれるのかな…?」
潤「…かずが、嫌いになれないくらいの人なんだし…大丈夫じゃないかな…」
翔「……かず、大丈夫か…」
潤「たぶん…もう、心がだいぶ…おちてるから……自分でもよく分からないのかもしれないけど…」
智「そうだね…仕事のスイッチだけで、その他はコントロールできてない…」
雅「…1回、お医者さん連れていった方がいいかもね…」
翔「んー…俺らでどうにかしてやれたらいいけど…精神的に参ってたら…確かにプロじゃないと…」
智「まぁ、そこはまた考えよ。とりあえず解決してあげないとどうにも」
潤「うん。…どうやって呼び出す?どこに?」
翔「…全員で行く?かずは…?」
雅「かずは…行くって言うだろうけど…」
智「その時の状態で決めよ。」
翔「だね」

かずのために…

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