第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★
>>side:Satoshi
和「…ただいま」
潤「かず!!」
和「じゅん…おかえり、?」
潤「…ただいま…どこ行ってたの?お前携帯は?」
和「ちょっと、コンビニ行ってただけ…携帯……あ、ここだ」
潤「…なんで電源切ってんの…?」
和「切ってないよ?あれ…あ、切れたのかな…」
潤「……心配させないで…」
和「…ごめんなさぃ…」
潤「……。ごめん、…飯作ろっか。」
和「ぅん、手伝う」
潤が帰ってきて、なぜか焦ってた。
かずと連絡が取れないって。
でも、かずは潤が来てからすぐ帰ってきた。
携帯はリビングの机の下にあった。
充電、切れちゃってたみたい。
潤の心配のしようがなんだか
変な気がしたし…
コンビニにしては、時間がかかりすぎな
かずのことも、気になった。
だって、俺が帰ってきて1時間は経つ。
和「さと、餃子何個食べる?」
智「えー…どんなの?大きい?」
和「大きめ。ラーメン屋さんのやつ」
智「ああ!美味いやつ♪10こ!」
潤「めっちゃ食うな!」
智「だめ?腹減った」
潤「いいけど…天津飯あるからね?」
智「まじ!?超美味そうじゃん!」
潤「時間あるしね~」
和「さと10こ?」
智「8こにしとく」
和「ふふ…俺5こ。潤は6こ。」
潤「え?俺決定権なし?」
和「じゃあ何個?」
潤「…6個でいいけど」
和「でしょ?…19個。あと11個あるからね」
智「あの2人で足らないなー」
和「確かに…ふふふ」
晩ご飯を用意してる2人は
いつも通りで、普通すぎて…変。
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智「かずー、おいで、ここ。ね」
和「んー、さと甘えんぼ?」
智「うん。ぎゅってさせて」
和「こっち向きでいいの?」
智「いいよ。テレビ見てるでしょ」
和「ぅん」
ご飯も終わって、潤が風呂中。
俺とかずはリビングでテレビ見てた。
床に座って、ソファに凭れてたかずを
脚を開いてポンポンと呼び寄せた。
深く座り直して、後ろから
ぎゅって抱きしめる。
かずの肩に顎を置いたら
かずは全身で凭れかかってきた。
和「…!……」
智「かず?」
和「…なーに」
智「どした?」
和「なんも?ちゅっ」
智「ん、…ふふ…」
テレビを見てたかずが、
なんかピクっと震えた気がした。
気のせいなのかなー…?
聞いても、振り向いてキスして
誤魔化された感じ。
潤の焦りようと関係ある…?