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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第8章 メンバー以外の人 ★



>>side:Kazunari

和「…行ってきます、」

雅「今日は早く帰れる?」
和「収録終われば、予定ないから…」
智「待ってるね♪」
和「ん…」
翔「行ってらっしゃい。今夜は美味いもの食べよ」
和「うん、」
潤「行ってらっしゃい。」
和「行ってきます…」

みんなに話を聞いてもらって、
一番に来たのは俺の迎え。

目は、冷やしてたおかげで
なんとか…まぁ、誤魔化せるくらい
にはなったと思う…。
ファンの子たちには怪しまれそうだけど…

4人をおいて、俺は家を出た。


マネージャーは、俺の顔を見るなり
目を見開いてた。やっぱだめ…?

マネ「…すんごい、泣いたでしょ…?」
和「……分かるか…、」
マネ「ほんとに腫れすぎですよ?寝不足とかじゃ言い訳ききませんよ!!」
和「…どーしよ…」
マネ「…もぅ…喧嘩でもしました?」
和「本気で聞いてる?」
マネ「冗談です、もちろん。むしろ逆ですか?」
和「…それも、ある」
マネ「ちょっとぉ!」
和「…ふふ……ごめん、…今日はメイクしてもらうわ…」
マネ「はい!当たり前です。目薬、はい。これ充血にききますから…」
和「ありがと…」
マネ「…疲れてますか?大丈夫ですか…?」
和「大丈夫だよ。ありがと。…テレビの仕事の前なのに…だめだめだな、おれ…」
マネ「大丈夫です。カメラが回ってる時のにのさんは、いつもにのさんですから」
和「…ありがとぅ…」
マネ「少しでも、目、閉じててください」
和「ぅん…」

深くは聞かないマネージャー。
ほんと、できた奴だと思う。


--------

なんとか2本の収録を終えて
楽屋に戻り、携帯をみると…
5人のグループLINEが夕ご飯の話。
今日はみんな揃ってるみたい…

いいのかな…こんな幸せで。
でも…4人と一緒にいる時は、
全部忘れて笑っていたい…。


和″終わったよ。帰るね″

LINEを送ると、すぐに既読がついて
ポンポンとスタンプが送られてくる。
それを見てるだけで、俺は笑ってた。


マネ「にのさーん、帰ります?」
和「うん。ね、コンビニ寄って。キムチ売ってるよね?コンビニ」
マネ「キムチ?売ってますよ、多分。なんでキムチ?」
和「足りないから買って来いって」
マネ「あはは!買い出しですか♪」
和「人使い荒いからさ」
マネ「ふふふ…」

ごめんね、みんな…
ありがとう…


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