第8章 メンバー以外の人 ★
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雅「はい、どうぞ。」
和「ありがと…」
翔「…話してもらえそう?」
和「……心配、かけて、ごめん…」
リビングで5人で座って
みんな、手にはマグカップを持って。
何かあったら、いつもこうして
みんなで話し合ってきた。
翔「なんか、あった?」
和「……仲良かった、人に、…男の人…に、好きだって、言われて…」
雅「告白されたの!?」
智「だれ!!」
潤「ちょっと!待って待って、わかるけど!」
雅「あ、ごめん…なんか興奮しちゃった!」
翔「いやいや、興奮すんな!」
雅「ごめん!かず、続けて?」
和「…みんな以外の男の人…そんな目で見たことなかったから…、びっくりして、…」
翔「…すぐ、断らなかったの?」
和「返事は今度でって、言われて…その日は別れちゃったから…変に、もやもやしちゃって…」
雅「それで悩んでたの…?かず…」
和「まさ…」
雅「話してよ…1人で抱え込んじゃう癖、よくないよ」
俺は隣でかずを
ぎゅっと抱きしめた。
昨日ずっと泣いてたであろう
かずは、また涙を流した。
翔「…相手も有名な方だし、気を遣ったんだろ…」
智「そか…。かずぅ…しんどかったね…俺らのことも、心配してくれたんでしょ…」
和「ぅうう…ごめ…っ、…」
翔ちゃんもさとも、
優しくかずの頭を撫でた。
かずのこんな泣き顔、久々に見たな…
潤「ちなみに…ちゃんと、付き合えないって言えたらしいから。…な?かず…」
和「………」
潤の言葉に、かずはゆっくり小さく頷いた。
翔「もう大丈夫なの?」
和「…、ん…だいじょ、ぶ…みんなのこと、バレてなぃ…」
翔「なんかあったら、言うんだよ。4人もいるんだから」
和「…はぃ…」
翔「言いにくいなら、今みたいに潤だけに話してもいいから…」
和「………」
雅「そうそう。ね、潤ちゃん♪」
潤「もちろん」
雅「かず…告白されて、そんなに悩んじゃうなんてほんと、繊細すぎ…」
智「かず…かずは、告白に、びっくりしちゃっただけだよね。…俺は、かずが好きだよ」
和「ん…すき……4人が、すきだよ」
智「…かずーっ!」
和「さと…」
雅「ふふ…」
翔「かわいいな、ほんと。…潤も、…お疲れ?」
潤「…お疲れさま…?ふふ…」
さともかずを抱きしめて
安心した顔をしてた。
翔「かーず、俺も♪ぎゅっ」
和「ん…ふふ…」