第8章 メンバー以外の人 ★
>>side:Sho
潤は来なかった。
かずと、話できたんだなって
安心しながら眠って、目が覚めた。
智「…しょぅ…、かず、大丈夫かな…?」
翔「大丈夫だよ、きっと。潤が抱きしめてくれてるだろ♪」
智「そぅだよね…♪」
2人で起きて、リビングにおりると
雅紀がいた。まだ2人はいない。
雅「おはよー。」
智「まさきおはよっ」
雅「ぉお。さとあまえんぼ♪」
翔「2人、出てきてない?」
雅「うん。あ、2人一緒?」
翔「昨日も、かず1人で部屋入ったんだけど、潤がね…一緒にいたいって、行ったの」
雅「そっか。一緒に寝てんだね♪」
智「ふふ…」
翔「…ちょっと、のぞいてみる?」
雅「うん♪」
トントン…
智「かずー、開けるよ」
ガチャ…
翔「…ふふ、2人いる」
雅「ん、よかった」
智「寝てる……かず、なんか目が…」
翔「あー…これは…だいぶ泣いたな…」
雅「腫れちゃってるねぇ…冷やすの用意しとこっか」
智「…でも、幸せそ…♪」
翔「うん、潤にしがみついてんな…見て、手」
雅「ふふ…かーわいー♪」
翔「もう少し、寝かせとこうか」
智「そうだね」
2人はベッドで向かい合って
ぎゅっとくっついて眠ってた。
にのの手はしっかりと
潤の服を握りしめて。
目は腫れてるみたいだったけど…。
でも、こうして抱き合って
眠ってるってことは、
大丈夫だったんだろうなって安心した。
今日はみんな昼以降の迎えで、
朝はゆっくりしてた。
11時頃、やっとにのの部屋の
ドアが開いた。
潤「…おはよ」
雅「おはよー」
翔「おはよ。よく寝たなぁ」
智「かずー眠れた?ふふ…」
和「ん…おはよ、さと」
リビングにいた智は、
すぐにのの傍に行って
頭を撫でてぎゅっと軽く抱きしめた。
にのはふわっと笑った。
潤「…みんなさ、時間ある?」
翔「ああ、今日はみんな昼からだから」
潤「そっか。かずが一番早いのかな」
和「ん、」
潤「…ちょっと、いい?」
雅「もちろん。珈琲入れようか」
和「ココアがいい…」
雅「ふふ…りょーかい♪」
智「かず、目…冷やす?今日収録でしょ?」
和「ん…」
雅「もう冷えてると思うよー、さと出してあげて」
智「はーい♪」
翔「リビングでいい?」
潤「いいよな」
和「ん、」
にのの目は、開けると
より腫れてるのが丸わかりだった…