第8章 メンバー以外の人 ★
>>side:Jun
…浮気…?
かずが…?
信じられない…。
俺ら以外の人と、シたってこと…?
潤「今日も…その人、と…?」
和「はぁ、、ふぅ…ん、…はぁ……昨日のこと、っは、…あやまりたいって、…いわれて、…ちょっとだけ……のんだだけ…」
潤「……なんでだよ…っ、…」
和「ごめっなさ、…ごめん、…ハァ、…」
潤「かず……ゃだ…いなくならないで…」
しゃくりあげて泣いて謝るかずに
咄嗟に出てきた俺の言葉は…
俺の正直な気持ちなんだと思う…。
和「じゅ…っは、ハァ…ん、は……じゅん、…」
潤「かず…?隠そうと、した…?俺らに…言わないつもりだった?」
和「っこほ、…ハァ、スゥ……い、…はぁ…言えな、…言えないと、思ったけどっ…かくせるとは、思ってなぃ…」
潤「……問い詰められたら、言うつもりだったの?」
和「…じゅん、っ…じゅんが…っは、じゅんだったからっ…ふぇっ…ぅうう…ごめんなさぃ…ごめ、…ごめん、…ハァっ…」
俺だったから…?
俺だったから白状したの?
なんで?
他の3人なら隠せると思った?
和「じゅんが…じゅんがすきだからっ…ぅう…おれっ…ハァッ、…すきなの…」
潤「…かず…」
なんでいま!…そんなこと言うのかって
普通は思うところなんだろうけど…
こんなに泣いてるかずが異様に見えて…
俺はかずを抱きしめてた…。
めちゃくちゃに抱いて欲しいって、
自分が許せないから、
俺に抱いて欲しいって…
かずは泣きながら訴えてきた。
潤「その人は…納得してくれたの…?」
和「…ちゃんと、…付き合えない、って、言った…。」
潤「それで大丈夫だったの?」
和「……たぶん、…」
潤「もう…会わない?」
和「…ん、……ふぇっ…ぅう…ぅうう…」
頷いたかずはすごく悲しそうで…
その悲しみがなんなのか…
まだ俺には分かんなかった…。
潤「…かず、…抱いてあげる。でも…めちゃくちゃにはできないよ?かずには、優しくないとダメなんでしょ?俺は」
和「…じゅ、っ…ハァっ…じゅん…!!」
潤「……もう、泣き止んで…ね?かず…好きだよ…」
異様だと思う。自分でも。
浮気を告白した相手に…こんなこと。
でも、今は感情のままに動きたかった。
かずが、好きだと言ってくれた、
その言葉を信じたかったんだと思う。
いや、信じたんだと思う。