第8章 メンバー以外の人 ★
>>side:Satoshi
潤「…行っちゃったね」
智「んー…」
潤「普通、だったよね?」
智「…なんか、違和感あったんだけど…」
潤「え?」
翔「なに?いつ?」
かずが部屋に入っちゃって、
片付けを終えた潤と翔ちゃんが
ビール片手にリビングに来た。
智「可愛いんだから自覚してって言った時…黙ったんだよね」
翔「自覚して?」
潤「…なんかされた?」
智「いや、分かんないけど…、分かったよって言った。素直すぎない?」
翔「…さすがだわ、にぃさん。俺そんなん気付かないかも…」
智「いやいや、気付くよ絶対。だって、かず、絶対否定するでしょ」
潤「襲われたとかじゃ…ないよね…?」
翔「それはないだろ…?違和感はあるけど、元気じゃん」
智「うん…それはそうだね…表情はいつものかずだったし。あれが嘘なら演技派すぎ」
翔「それは…重々承知しておりますが」
智「でーも!」
潤「でもなんか、1人になろうとするし…」
翔「だなぁ…」
かず、何考えてんだろ…
分かんないよ…
なんか、かずが遠い。
こんなに近くにいて、
今だってキスもしたのに。
心のバリアが厚い方なのは知ってる。
でも、俺らには開いてくれてるって
みんな思ってる。自意識過剰なの…?
智「かずー…かずと寝たいよー…」
翔「…さと、俺と寝よ?」
智「しょぉー…」
潤「ふふ…人恋しくなってんな」
翔「……ひとつ、ピースが浮いちゃうと…俺らって、こんななんのな…」
潤「…浮いてない。かずは、ここにいるもん」
翔「じゅん……」
翔ちゃんは俺らを抱きしめてくれた。
翔ちゃんも不安なはずなのに…
俺、最年長なのにだめだめだなー。
潤「…俺、かずといたい…」
翔「……行ってみたら?断られたら、おいで」
潤「ん…ありがと、翔さん」
智「翔の部屋にいるね」
潤「うん」
潤なら、って…ちょっと思った。
かずにとって潤は特別好きな人だと思うから。
何か、話してくれたらいいけど…
-翔の部屋
翔「大丈夫?」
智「うん。なんか…口に出すとより寂しくなっちゃって。キスとかしなきゃよかった…中途半端に…」
翔「…じゃあ、俺としよ。キス。気持ちいいやつね…」
智「しょぉ…、んぅ…//」
翔のベッドの上で、キスをした。
翔は、夢中になって、他のこと
考えられないくらい濃厚なキスをくれた。