第8章 メンバー以外の人 ★
>>side:Jun
俺と智でご飯を食べて、
帰ってきた翔さんに用意をしてあげて。
翔さんが食べてるところに
かずが帰ってきた。
今日はほんとに早かった。
和「ただいま。」
智「おかえりー」
和「…酢豚?うまそー」
翔「おかえり。うん、超うめぇ」
和「ふふ…風呂入ってもいい?」
智「沸いてるよー、今俺入ったとこ」
和「やった♪いただきます」
かずはすごい普通で…
今となってはそれすら
怪しく感じる自分がいた。
智「…普通だな」
翔「んー…勘違い?」
潤「ただ飲み会続いただけだって?」
翔「…にのにしては珍しすぎだけど…」
智「まぁ、さり気なく聞いてみよ。誰と飲んでたのかとか」
翔「昨日、一昨日は同じ人でしょ。」
潤「だね。」
智「今日は?さすがに3日連続ってなると怪しいね」
潤「怪しいって…?」
翔「…まぁ、聞いてからだな」
憶測で話して不安になるほど
無駄な時間はないって。
かずが風呂から出てくるまで
こちらも普通を装っていた。
和「はー!さっぱりした…」
智「ビール飲むー?」
和「今日はお茶にしとく」
智「えー、つまんない」
和「ふふ…なにそれ。隣にいるじゃん♪」
智「うー…かずー」
和「んー、よしよし」
かずは風呂から出てきて
お茶をグラスに入れると
ソファにいる智の横に
ちょこんと座った。
甘える智の頭を撫でて…
いつも通りのかずだ。
智「ね、今日は誰とご飯?」
和「んー?…前に共演した人。」
智「俳優さん」
和「そ。」
智「先輩?」
和「うん。」
智「にのはおじ様キラーだからなぁ」
和「ふはは!そうなの?まぁ…年上が多いけどね、仲良くしてもらってる人は」
智「…こんな可愛いんだから当たり前だっ!チュッ」
和「ンっ、もう…//」
智「自覚して?」
和「……//」
智「かず?」
和「……んーん。わかったよ」
智「…ぅん。ねー、昨日寂しかった…」
和「昨日?…ぁあ、ごめんね?」
智「かずの温もりが恋しくて眠れなかった!」
和「ふふっ!嘘つけ」
智「へへへ」
リビングの様子はいつも通り…な、
気がする…。キスもしてるし。
和「…疲れたから寝ようかな」
智「えーもう?」
和「朝早かったんだよ、今日」
智「知ってるけどさぁ…」
和「さとも飲みすぎちゃダメだよ。おやすみ」
智「んー…」
俺らにも声をかけて
かずは部屋に入ってしまった。