第8章 メンバー以外の人 ★
>>side:Masaki
さとの誘い断ったのか…。
さとなら襲われる可能性も低いだろうし、
嫌なら抵抗できる相手だから
断ることないと思うんだけどなぁ…。
ひとりでいたかったのかな…
体調悪そうには見えないし、
そこまで悩んでそうにも見えないから
まだ大丈夫かとは思うけど…
にの、違和感満載だよ。
早めに教えてくれなきゃ…
お兄さん達、暴走しちゃうよー。
潤「おはよー…」
「「「おはよー」」」
潤「んー?かずは…?」
翔「今日は地方。もう出たよ、誰も会ってない」
潤「…んー…」
ガチャ…
潤「…ほんとにいない…」
翔「おーい、寝ぼけてんの?」
潤「んー…」
雅「ふふふ!潤ちゃんこっちおいで。」
潤「………」
部屋を出てきた松潤は、
俺ら3人の姿を見て
自分の隣の部屋のドアを躊躇なく開けた。
そこには当たり前だけど
部屋の主の姿はなくて。
なんか眠いのと寂しいのとで
ぐだぐだだったから、
隣に座らせて頭を撫でた。
智「じゅん、珈琲飲むか?」
潤「飲むー…」
翔「ふふ…可愛いな」
雅「寂しいの?」
潤「………」
たまにある末っ子感満載の潤。
そんなことされると、
お兄さん達はすぐ甘やかしちゃう♪
智「どーぞ。眠れなかった?」
潤「ありがと、…大丈夫。寝た。」
雅「にの今日はあんまり遅くないみたいだよ、仕事は」
翔「連絡なかったら…早めに帰ってくるな」
潤「…俺昼から事務所行ってくる…けど…多分すぐ帰ってくる」
雅「じゃあ潤が迎える感じかな?」
智「俺も早いよー」
翔「聞けたら、聞いといて?なんか変だからあいつ」
潤「んー…」
強がっちゃって、可愛いの。
潤はほんと、かずのこと大好きだから。
ちゃんと話せたらいいけどな…
俺と翔ちゃんは同時に迎えが来て
それぞれの車に乗り込んだ。
潤は多分自分で運転して行くんだろうな。
リーダーももう出るかなー。
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♪〜〜
雅「…ぁー…」
マネ「なんかありました?」
雅「や、なんでもない」
マネ「?」
夕方頃、グループLINEに
メッセージが入った。
発信者は今日は一番きてほしくなかった人。
和 ″東京帰ってきました。ご飯誘ってもらったら、食べて帰ります。早めに帰るつもり″
潤 ″了解。飲みすぎんなよ″
一番に返事をしたのは潤だった。
お互い普通を装ってるのバレバレ。