第8章 メンバー以外の人 ★
>>side:Satoshi
今日の晩ご飯は4人。
松潤が作った韓国冷麺。
超うめぇ。
5人いないとなんか変…
そんな雰囲気はみんな感じてた。
まぁ、いつもだけどね。
それより違和感あったんだろうな。
俺も気になってたから
にのが帰ってくるのを待ってた。
1人でリビングにいたけど
他の3人も部屋で起きてたと思う。
日付が変わって1時間をすぎた頃
俺はもううとうとしてきてた。
そんな時、ドアの鍵がガチャリと
音を立てた。静かに気を使う感じの音。
和「…リーダー?」
智「…おかえりぃ」
和「ただいま。まだ起きてたの?」
智「んー…」
和「風呂入った?寝たら?もう1時だよ」
智「…にの、遅かったねぇ」
和「ぁあ……話長くてさ。ほら、いこ?部屋」
智「んぅ…かずと、寝る…」
和「……んー、俺明日早いからさ?今からシャワーも浴びるし」
智「………」
和「…連れてってあげるから。ほら、立てる?飲んだの?」
智「かずはー…飲みに行ったのに酔ってないのー?」
和「んー、酔うほど飲まなかったの。」
智「…自分で行ける。大丈夫…」
和「……気をつけてね?おやすみ」
智「おやすみー」
ちょっと酔ったフリして甘えてみたけど
ダメだった。断られるの久しぶり…。
明日早いとか理由にならないし。
なんでー?かず…どうしたの。
-朝
翔「おはよー」
智「おはよ」
翔「早いじゃん。昨日最後までいたのに」
智「んー…朝ご飯食べる?」
翔「ふふ…俺最近タイミングいいな♪」
智「ふふ…ただのトーストだよ」
翔「大歓迎ですっ」
あんまり眠れなくて、
起きてパンを焼いてたら
翔ちゃんが起きてきた。
雅「おはよぉー」
翔「おはよ、まさき。今日ロケ?」
雅「今日は違うー。スタジオ」
智「まさきも食パン食べる?」
雅「食べる食べるー♪」
2人も、お互いなんとなく
にのの部屋の方に
視線を送ってること、気付いてる。
翔「…あ、いないのか、もう」
雅「にの?あ、ほんとだ。早かったんだ今日」
翔「地方か…帰りはそんな遅くなさそうだけど…」
雅「昨日は遅かったよね。車で寝るか」
翔「んー…」
智「昨日…一緒に寝よって言ったら、断られた」
翔「にのに?マジ?」
智「明日早いからって」
雅「そんなんで?やっぱなんかあったかな…」
智「んー…ただ、俺はショック」
翔「あ…ね。はは…」
