第8章 メンバー以外の人 ★
>>side:Kazunari
和「ん?」
翔「あ…いや?」
和「なーに、翔ちゃん」
翔「なんでもないけど……可愛くて見つめちゃった♪」
和「んふふ…」
雅「なに急にイチャついてんの!楽屋!」
翔「楽屋だしいいじゃん♪」
潤「ふふ…どうしたの翔さん」
翔「ちょっと見てただけだよ」
智「おいらも見ていいよぉ」
翔「ふはは!んー、かわいいっ」
智「へへへ」
翔ちゃんなんだろ。
すごい見つめられた気がする。
変かなぁ…?俺。
普通にしてるつもりなんだけど…
潤「にの、蕎麦でいいの?」
和「鴨南蛮そばー」
潤「はーい。」
和「潤くんは?」
潤「おれざるそば」
和「ぶれないねぇ。ふふ…」
潤「お前もな」
和「ふふふ…」
潤くんにもなんか気を遣われてる。
んー…俺もまだまだなんだなー…
実は素直なのかもしれない。
こんなひねくれてるのに?
…俺何考えてんだろ…ふふ…
雅「さとー、からあげ」
智「んー、交換する?なにそれ」
雅「塩ダレ」
智「ちょーだい」
弁当のおかず交換してる人たち。
学生みたいだな。
いつもと変わらない…
のほほんとしたこの空気、好きだなー。
この人たち以外なんて…
考えたこともなかった。
--------
♪〜
智「にのー、鳴ってんぞ」
和「あっ、ありがと…」
智「…?」
翔「予定ある人ー?」
潤「めっちゃ冷麺食いたい。韓国冷麺」
雅「食べたーい♪」
智「家で作れんの?」
潤「材料買って帰ろ〜」
和「ごめん、俺ちょっと出てくる」
翔「そうなの?呼び出し?」
和「んー、ちょっと、誘われて。行ってきます」
「「「「行ってらっしゃーい…」」」」
最近、仕事以外は家にいることが多くて
飲みに行く回数は減ってた。
…元々多くはないけどね。
一応、作品やらせてもらってるから
知り合いは多い。直接連絡先知らなくても
つたってきたりするんだよね。
まぁ…今日の人は直接のお友達なんだけど。
ていうか、昨日も一緒にいた。
なんなら…さっきの収録中も一緒にいたな。
仲はいい。
俺も一緒にいるの好きだし。
ただ…昨日の今日で…なぁ…。
今日みんなで帰るみたいだったから
言いにくかったけど、
こっちも断りづらかった。
どっちにしろ、これからも
仲良くしていたい人だから…
それに、メンバーは、いつもいる。
甘えすぎかな、俺…