第9章 番外編 誕生日のプレゼント
「ひあっ、んっ! あっ、ああっ!!」
「ッ、気持ちいいか?」
「んっ、んん!! よすぎて、おかしくなっちゃ、そ……」
「そう、かッ」
ガツガツといつもより激しく動かれ、ノエルはもうどうしたらいいかわからない。
首元に回した腕で抱きしめ直し、脚をローの腰に巻きつけた。
「あううっあっんああ!」
「ノエルッ…………!」
「ろおっ、ろおっ!」
ゴツ、と再奥を突かれ、ノエルが果てる。その直後、ローも果てた。
「……ろー…………」
潤みきって蕩けた瞳で見つめられ、迷わずキスをした。
それの影響でノエルがナカを締めた。思いもよらない刺激に、自身が再び大きくなるのを感じた。
「悪い、もう一回」
無理をさせた自覚はある。拒否させると思ったのだが、ノエルから発せられた言葉は
「うん…………ローの好きに、していいよ」
その言葉でまたも理性が飛んだ。
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もう何回したかわからない。お互いドロドロに蕩けあって、ベッドに横たわっている。
ノエルはうとうとしていて、今にも寝そうだ。
「悪ィ、本当に無理させた」
「ん、ローのおたんじょうび……だもん。うれしかった? わたしがぷれぜんとで」
「嬉しいに決まってるだろ。この上ないプレゼントだった」
そう伝えると、へへ、と嬉しそうに笑うノエル。
「おたんじょうび、おめでとー……」
とろとろとした声で告げると、眠ってしまった。そのあまりの可愛さに、しばらく悶えていたローだった。