第7章 通じ合った想い
正直なところ、ローの我慢が既に限界を超えていた。自身は痛いほどに存在を主張しており、早くノエルのナカに入りたいと言っているかのようだ。
「んっ、ああぁ─────ッ!」
ノエルが気をやった回数が3回に到達した時、ローはバスローブを脱ぎ捨てた。
鍛え上げられた逞しい身体が目に映り、ノエルは何かいけないものを見たような感覚に陥った。
先走りが下着の色を変えるほど溢れている。邪魔だと言わんばかりに、下着も脱ぎ捨て、自身をノエルの蜜壺に擦り付けた。
「んぅ……熱い…………」
「ハッ……ちょっと、捕まってろ」
きゅっとノエルの腕が首に回されると、ローは彼女の太ももを掴み、グッと肉棒を蜜壺のナカに挿れた。
「んうっ……!」
指とは比べ物にならない程の質量のソレが入り込んできて、ノエルは息が詰まった。
二人分の体重をかけられたベッドがギジリと音を立てた。
「なるべく痛ェようにはしねェが……もし痛かったりしたら、悪ィ」
「ん……ローがくれるなら、痛みでも嬉しい、んだよ?」
「おれはそんな趣味はねェが…………あんまり可愛い事言ってくれるな。我慢できなくなるだ……ろッ!」
膝裏を持ち、足を広げさせたローは、勢いよくノエルの奥まで自身を挿れた。
「ぅあっ……!!」
ばちゅんっと音を立てて入ってきたソレの圧迫感に息が荒くなるが、不思議と痛みは感じなかった。
(あれ……? 初めてって痛いんじゃないの? それに血も出るって……)
ボーッとしながら考えていると、不意に下腹部───ちょうど繋がっている部分だ───を撫でられた。
「ひぁっ、ん……」
「あんまり慣らさないでゆっくり挿れるから痛ェんだ。痛くなかっただろ?」
「すご……流石お医者さん」
「あァ、人体なんて知り尽くしてる。んな事より、動いていいか?」
「んう……いい、よ」
その言葉を聞き、嬉しそうに腰をゆるゆると動かし始めるロー。ギリギリまで抜き、優しく奥まで差し込む。
ノエルはイイ所を掠められると、声を我慢できずに、甘い声をあげてしまう。
やがてストロークが早くなり、パチュパチュと肌がぶつかり合う音が聞こえてくる。