crazy for you.【進撃の巨人/ハンジ・ゾエ】
第4章 優しい人
ハンジはエルヴィンの言葉に
手を振り返すと部屋を出る。
「ど、どこにいくの・・・?」
依然として腕を掴んだまま
廊下を突き進むハンジに
アウラは遠慮がちに尋ねる。
「私の部屋だよ。
君には話したいこともあるからね。
医務室じゃ落ち着かない」
「そう・・・・・・」
ハンジは廊下の一角にある扉の前に立つと
鍵を使い、扉を開けた。
どうぞ、とアウラを部屋に招き入れる。
二人が部屋に入ると
ハンジは戸棚の中を物色し始める。
「そのボロボロの服じゃ目立つ。
ここでは団服を着てもらうよ。」
ハンジに着替えとタオルを手渡される。
そこでハンジはふと手を止めた。
「下着・・・・・・どうしよう」