crazy for you.【進撃の巨人/ハンジ・ゾエ】
第3章 煤まみれの少女再び
「ハンジ・ゾエ・・・さん」
「よくできました!
“ さん ”までつけられるなんて偉いよ〜!」
とアウラの頭を乱暴に撫でた。
アウラはムスッとすると
ハンジを睨みつける。
「子供扱い、しないで」
その様子にエルヴィンは首を傾げる。
「失礼だが君はいくつだ?」
「22です」
ハンジとエルヴィンの瞳が見開かれる。
二人の様子にアウラの頬がみるみるうちに紅く染まっていく。
「わ、悪い・・・・・・?」
「いや、すまなかった。
あまりにも可愛らしい見た目だからな。」
エルヴィンは咳払いをする。
しかしハンジはアウラの腕を掴んだ。
「そんなに薄汚れた格好してるからだよ!
ほら、お風呂入るよ!」
「なっ、デリカシーないの!?」
アウラをそのまま連れていくハンジ。
エルヴィンは風呂に入れとお前が言うのか。
と思ったが好きにさせることにした。
「ハンジ、用が済んだら彼女を団長室まで連れてきてくれ」