• テキストサイズ

溺愛執事の恋愛事情

第2章 Lady GO or Stay?


「皇」


一度、自身を引き抜けば。
やっぱりキュウ、と締まる、膣内。


皇の身体を起こして、正面から今度は押し倒した。



「……ハイセ」




トロットロに蕩けた顔、しやがって。
俺の理性まで、もってくつもりかよ。




「……俺が、嫌い?」


「……」


「答えて、皇。じゃなきゃこのまま」


なんて、彼女よりも耐えられないのは俺なんだけど。
だから早く、答えて。
かわいいかわいい、俺だけのお嬢様。


「……っき」

「?」


「好き、に、決まってる…っ、だから早く」


『お願い』

涙目になりながら真っ赤に反らす顔を目前に晒して。
彼女はキュウ、と、たぶん無意識に俺を締め付けるのだ。



「はは……っ」


なんだろうほんと。
このかわいいふにゃふにゃな生き物は。



 「ふぁ……っ、あ、ああッッ!!」



両足を抱えて、胸にくっつくくらいに膝を曲げれば。
ミシミシと効果音でも聞こえそうなくらいに広がる膣内。


「悪ィ、痛い?」

「……っ、ない」


ふるふると左右へと首をふる皇の涙を右手で拭って。
さらに奥へと、捩じ込んだ。


「ひ、っやぁ……っ」


短い悲鳴のあと、痙攣しだす小さな身体。
ゆるゆると円をえがくように動けば、次第に甘い声へと、変化する。
開きっぱなしの口からは、飲みきれなかった唾液が流れていて。
体を屈めて舌で掬ったそれは、胸焼けしそうなほどに甘かった。


「……限界?」


コクコクと必死で頷く彼女に微笑んで。



「俺も」



覆い被さるように真っ赤な唇へと吸い付きながら、薄い膜越しに欲望の塊を吐き出した。


/ 197ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp