• テキストサイズ

溺愛執事の恋愛事情

第2章 Lady GO or Stay?


「困りましたね。お嬢様にも悦んで頂かないと、なかなか終わりそうにありません」

「……っ!!」


ああ、ほんと。
簡単なくらいにチョロくてかわいいな。


「ほら、入ってるところ、見えますか?」
「……っ、嫌い、嫌い嫌いっハイセのばかぁっ」
「ほら、ちゃんと目を開けて見て下さい。誰が、あなたを気持ち良くしてるのか」
「……っ」


羞恥に涙を耐えるその仕草も。
唇を噛みしめて反抗的に睨む姿も。
愛しくて、キレイで。


やばいなぁ。
すぐにでもイっちゃいそうだ。


「お嬢様」
「意地悪なハイセなんか、嫌いっ」
「今さらでしょう?」


ほんとに、生意気ですねお嬢様はこんなときでも。


「ひぁ、あんっ」


ゆるゆると動かしていた腰を激しく前後に揺すれば。
小さく悲鳴を上げて。
美しく弧を描きながら彼女は果てた。


「まだ、ですよお嬢様」
「……っ、だから、無理、だってばっ」
「いい加減にその理性、捨ててしまえば楽になりますよ?」
「嫌っ」
「そうですか」


右足は縫い止めたままに、左腕をこちらに引き寄せるように引けば。

「……ひやぁっっ、あ、ああァァッッ」

密着し、さらに奥へと入り込む。
そのまま激しく彼女の身体を揺さぶった。
搾り取るように激しく痙攣しうねるなかに、すぐにでももっていかれそうだ。

「……っぅ、く」


「や、やだぁ、ハイセ……っ」

「お嬢様」

「やだ、いや、こんなのやだ。ハイセの顔、見たい…っちゅーしたい、ハイセぇ」

「………っ」


なん……っ。


やっべ、反則、それ。
出そうだったまじで。


「はいせぇ……っ」


甘ったるい声。



充満する、甘ったるい匂い。



俺を、虜にするにはそれだけで充分だ。
/ 197ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp