第2章 Lady GO or Stay?
「…お腹すいていたのでしょう?」
「だ、だっ……て、んぅ…っ」
「食べさせて差し上げた方がよろしいですか?」
「ま、待って、ちが……っ」
個室に備え付けられている少し小さめの浴室から上がれば。
「いいにおーい、お腹すいたぁ」
素直に後ろからついてくる彼女。
湯上がりの肌に身に付けているのは、今回は簡単に着てくれた、俺のシャツ。
いつもは恥ずかしがって着てくれないそれも、今日は当たり前のように彼女の肌を覆っている。
少しだけ優しくすれば簡単に素直になるところも、チョロくてかわいいお嬢様だ。
「ご飯、何かなぁ?」
テーブルへと身を乗り出したところで。
後ろから引き寄せ彼女を再度、膝の上へと座らせた。
「……ぇ」
その主旨を理解したらしい彼女は、少しだけ浮かせた腰はそのままに。
振り向いた彼女の瞳がすがるように揺れた、瞬間。
「やっ!?あ、んんん___ッッ!!」
口元を片手で押さえながら、一気に根元までその塊を彼女の中へと沈めたのだ。
「は…っ、はぁ、あ、ああ」
「触れてもないのに一気に咥えこみましたね。期待、してました?」
「ち、が…っ」
声をおさえるためにおいた掌は、今では指先2本、彼女の口の中。
すぐに彼女の唾液でベトベトだ。
「ハイセの、嘘つき……っ」
「心外です。僕がお嬢様に嘘をついたことなどありますか?」
「さっきしない、って」
「『ここでは』いれないと申し上げたはずですが」
「………ずるい」
「それは、否定いたしません」
「ひぁ、や、何、なんか……っ、ハイセ、動いちゃ駄目!」
小柄な彼女は、俺の膝を跨いで座れば俺の膝分、地面から遠ざかる。
つまり彼女の足は床へと付くはずもなく、繋がりは中へとはいる、俺自身のみ。
従って。
よりダイレクトに彼女には俺の動きが伝わるはずだ。
しかも今回は。
「これ、何…っ、やぁ、なんか、あたる」
「ああ、気に入りました?」
ゆさゆさと小さく腰を揺すっただけで、しぼりとられるようにうねる中。
「な、なに…、ひぁっ」
「イボイボですよ。ゴムに付いてます」
「な……っ」