第9章 ふたりの境界線
そのまま起き上がろうとする彼女の肩を押して、完全にベッドへと押し倒す。
足が肩から落ちないよう足の上から手を伸ばし、足の自由を奪いつつ、指先は制服へと伸ばす。
下着と一緒にたくしあげれば。
以前よりも豊満なバストが、視界を満たすのだ。
「ちょっと、何……っ」
口元へと人差し指を添えて、微笑む。
「いいこと、いたしましょうか」
「ぇ」
微笑んだままに、唇で胸の突起を包み込み、舌を這わせ。
右手は下着の裾からしっとりと潤いを帯びたその割れ目へと伸ばす。
「………っぅ、っぁあ!?」
急に与えられた刺激の逃し場所を求め、反り返る無防備な幼い体。
「や、だハイセっ!!やめ…っ、や……っ、ぁ」
口の中で転がしながら、硬く主張してくる、その小さな存在。
指先で触れるその場所からは、洪水のように水音が響く。
「ハイセ……っ、どっちも、やぁ……っ」
やがてコリコリと存在を現すそれを、指先で摘まみ擦りあげれば。
「あ………っ、ん、んんぅ━━━っ」
びくびくと体を痙攣させる、小さな小さなその体。
「……っ、は…っぁ」
くたりと、体を投げ出す彼女へと、わざと細めた視線。
「気持ち良かったですか?」
「べつ……っ、に」
まぁ、このくらいでへばられてしまっては困りますが。
相変わらずの強情っぷり、まだまだ、楽しめそうだ。
「そうですか」