第1章 【9】願いと流星群 前編
「さっそく答えを聞いていいかな?」
答えようによって私は公開処刑に処される
固唾を飲んで言葉を待っていると、思いもよらない言葉が返ってきた
大好きでも、ずっと友達でもない
「愛してるよー!!」
「…バカ」
そうだ、私の友達は、親友はこういう奴だった
やらかしてやったぞと言わんばかりの顔でこちらを見ていた
「プロポーズお返しされちゃったけど、その答えは?」
「もちろん、私も愛してますよ」
少しはにかみながら答える
「こんな事できるの、あと他に楽ぐらいしかいないんじゃない?」
「ああ、そうだな」
否定しないのかい!と心の中でつっこんだ