• テキストサイズ

文スト甘味処

第2章 痴話喧嘩*中原中也(+芥川龍之介)







「大体、お前は芥川に甘すぎなんだよ。ちょっとは上司らしく厳しく振る舞え。」

「私は褒めて伸ばすタイプ
なんですー。ねぇ、龍之介?」



そう言うと同時に、龍之介の頭をグッと引き寄せる。

すると、中也がまたうるさく怒鳴り出す。



「おい!む、胸、当たってんじゃねぇかよ!俺だってそんな事してもらってねぇぞ!」

「するわけないでしょ。これは龍之介がいつも頑張ってるから、労いのハグです。」

「俺は頑張ってねぇ、っつうのかよ。ハッ、酷ェもんだな。お前のために、いつも体張ってやってんのによォ。」

「そんなこと言ってないでしょ!中也がいつも頑張ってるのは知ってるもん!ちゃんとカッコいいって思ってるよ!」

「おい、それもっかい言ってくれ。」

「中也はカッコいいよ。」

「…マジかよ。」






「(この人達は一体、何がしたかったんだ。)」



恋人達の無駄な時間にひたすら付き合わされる芥川だった。





/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp