第21章 ゆっくりしてこい
「おかえり、陣平」
「ただいま、あれ?萩原は?」
「研ちゃん疲れてるって寝ちゃった」
「そっか…て、お前その手で料理したのか?」
「案外出来たよ、ほんと心配し過ぎだって」
あの一件以来陣平は過保護になったと思う
心配かけちゃったし仕方ないか…
まだ手は自由効かないし仕方ないかな
陣平も研ちゃんも忙しくしてるんだから家でのんびりなんて出来なかった
「そうだ、休み取れたから温泉行かねぇか?
もうすぐギブスも取れるんだろ?」
「温泉?行きたい!」
「捻挫や怪我にいいって所、安室が教えてくれたんだ」
「安室さんてほんとなんでも知ってるね」
「萩原も疲れてるみたいだから3人で行こうぜ」
楽しみだな、温泉
研ちゃんも誘ったけど、2人でゆっくりしてこいと遠慮されてしまった
ギブスも取れた頃、陣平と初めての旅行
温泉も気持ちよかったし、料理も美味しい
「陣平、連れてきてくれてありがとう」
「俺が行きたかったんだから、礼なんていらないから」
「陣平、大好き」
私の言葉をきっかけに視線が絡む
陣平の手が私の頬を撫でる
旅館の浴衣を来た陣平はいつもより増して色っぽく見えてしまう
目の奥は少しギラギラしていてまっすぐに私を見ていた
「浴衣ってやらしいよな、簡単に脱がせられる」
後ろから抱きしめられて浴衣よ合わせ部分から陣平の手が滑り込んできて、やらしい手つきで胸を揉みしだかれた
「…、ココもう濡れてる…期待してた?」
下着の上から秘部を撫でなれるとぐちゅと水音がする
「だって…、陣平の、浴衣姿…かっこよくて…」
「俺も、の浴衣姿、エロく見える」
「誰も、そんなこと、言ってないっ!」
先端を弄ばれながら反論した
「一緒だろ、ちょっと触っただけでそんな気持ちよさそうにして、ココもほら、ぐちゃぐちゃ」
先端と下着の中を陣平の指に同時に弄られた
「あっ、そんな…一緒にしちゃ…」
「もっと乱れて…」
ズブっと指が奥に入ってきて中を掻き回される
私の愛液が陣平の掌を汚してしまう
もう少しでイッちゃうって言う時に、ズルリと陣平の指が引き抜かれた
「な、なんで?」
「その顔…堪んねぇな…」
背後の陣平を見上げる