第15章 あんまり虐めないであげてね
「こんな所に傷あった?」
腕に見つけた真新しい傷跡を指でそっと触れると陣平の体がピクンと反応した
「ごめん、痛かった?」
「いや、全然、もうほとんど治ってるし
の触り方がエロいなと思ったら反応しただけ」
「もう、心配してるのに…
どうしたの、これ…」
「この前ちょっとな…」
刑事さんだもん危険なことたくさんあるよね、きっと
「無茶しないでね」
「なに泣きそうになってんだよ、こんなの全然平気だから」
目じりにキスを落とされて首筋へと指先がまわる
ゆっくり脱がされていくバスローブ
下着だけの姿を熱を帯びた視線で見られると恥ずかしい
「隠すと余計見たくなるって知ってるか?」
優しくひとつに纏められてしまった腕は頭の上にあって隠すことが出来なくなる
ブラの上から先端をふにと押されると声が出そうになってしまう
「ココ、もう固くしちゃって、早く触って欲しそうだな」
背中に回り込んできた陣平の手にいとも簡単にホックを取られてしまう
肩紐がないタイプのブラでずり落ちてこないようにキツめだったから、外された瞬間ぷるんとなったのが自分でもわかった
「は、今のエッロ…おっぱい揺れたぞ」
いちいち言わないで欲しい
「そういやお前元彼に酷いこと言われてたよな
お前のことを本気で好きじゃなかったから、お前も感じなかったんじゃないのか?」
「今、ここでそんなこと言う?」
「教えてやろうと思ってさ…
お前の事を本気で好きな男が抱くとどれだけ気持ちいいかって事
俺も本気出さないとな」
「知ってる、陣平とするのが気持ちいいってわかってるから、そんな本気になんてならなくても…」
付き合ってなかった時でさえ陣平とするのは気持ちよかった
これ以上本気出されたらどうなるかわからない
「お前さ…今の言葉反則…」
掴まれていた腕が解放されて、陣平の両手が私の胸に触れた
器用にあちこち愛撫されると声を抑えきれない
舐められたかと思うと今度は吸われて、時々指で弾かれる
「んっ…ふぅっ…ん…」
手で口を塞いでいたら陣平に退かされてしまう
「いい声聞かせてくれよ
我慢してるその声もそそられるけどな」
ペロっと舐められてしまった