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~miss you~

第9章 最後までしてないから


「あれ?朝??」

ボーッとする頭で昨夜怒ったことを考えた
はっ!
そういえば…昨日研ちゃんと…途中までしか記憶がないけど…

やだ……、どんな顔して会ったらいいの?
シャワーを浴びて朝食を取りにバイキングになっている所へ向かった


フルーツと紅茶を取ってきてグルグルと考え事をしていた

今日3人で帰るのは非常に気まずい

「、おはよう
ねぇ女子会してから帰らない?」
昨日のパーティに参加した友人から声をかけられる
泊まったメンバーで温泉でも浸かってから帰ろうとなったらしく私もそれに誘ってくれた


「行く行く!!」

これで陣平と研ちゃんと帰らなくてすむとホッとしていると朝食を持って2人がやってきた

「おはよ、行くってどこに?」
「お、おはよ
みんなで日帰りの温泉行くことになったから2人は先に帰ってて、みんなと電車で帰るし」

声をかけてきた研ちゃんと目を合わせられない

研ちゃんの奥にはまだ不機嫌そうな陣平

「じゃ、準備あるから私行くね」と研ちゃんの横をすり抜けようとしたら手首を掴まれて耳元で囁かれた

「安心して、最後までしてないから
続きをご所望ならいつでも言ってね」
ニッコリ微笑まれた
「あ、え?」

パッと手首を離されて気をつけて行ってくるんだよと手を振られる

パタパタと走って部屋まで帰る

よかった、最後までしてないみたい
でも、あれは最後までしたとかしてないとか関係ないような気もする…
ぼんやりとした記憶を辿ってまた恥ずかしくなる

友人たちと温泉を楽しみ帰路に着いたけど、非常に帰りにくい

駅から陣平の家へと向かう足がかなり重い…

ほんとどうしよう…

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