• テキストサイズ

リンゴ

第13章 試合と青峰大輝








勝利と引き換えに


この笑顔が見れるなら



俺は何回でも勝つ




さやの1番の駒で居るために




俺は負けねえ



俺に勝てるのは俺だけだ












2人でさやのアパートに帰り


さやの手料理で
青峰の勝利を祝った


うまいうまいと食べてくれた青峰


こうして過ごすのもいつぶりだろうか



離れていたのは数ヶ月なのに


近くて遠い距離が辛くて



沢山今までの事を話した




「…まあそう言う事で、大輝には会えなかったの」


「なんだよ…あー、心配して損したわ」




脱力した青峰はベッドに倒れ込む


嫌われた飽きられたと、何度心が陰った事か

連絡が取れるようになっても
どこかでそう思っていた





でも、今はここにいる


俺だけを見ている




「大丈夫?」


「大丈夫じゃねぇ…来いよさや」



体を起こしてさやを抱き上げる

少しも傷付けないようにと
優しくベッドへ横たわらせる


柄にもねぇがさやが俺をこうさせるんだ




「好きだ
もう離れるなよ」


「私も大好きよ
愛してるわ」


「っ…!バーカ俺の方がお前を愛してる」



優しく唇に触れる

柔らかい、暖かい感触


さやからの愛が苦しい程嬉しくて
胸を締め付ける


いつの間にか貪るかのように
さやの唇を味わっていた




「っはぁ…あんま煽んなよ

今日は、優しくしてやっから」




もう一度ゆっくりと唇を合わせる


理性を保つのはしんどいが…

昨日は久しぶり過ぎて
優しく、なんて考える余裕なかったからな


さやはふるふると頭を降ると

頭の横にある青峰の腕を掴み
いとも簡単にひっくり返した



「は?え?何してんだ?」


「もう我慢出来ないの
言ったでしょ大輝のプレーが素敵過ぎるって

ほら、もうここ…
こんなになっちゃった」



馬乗りになったさやは
制服のスカートの裾を捲りあげた


目の前に飛び込む青い下着が

そこだけぐっちょり濡れているのが見えてしまった


着替えなかった桐皇のジャージに擦れて
青峰のそこを湿らせる


カァっと体の熱が一気に集まる







/ 167ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp