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桜が舞う時。

第2章 桜の季節の話。


駅まで歩いていると、後ろから声かけられた。

「結」

振り返ると、見慣れたおかっぱ頭の先輩。

「あ、柳先輩!」
と声かけると、柳先輩は近づいて来た。
柳先輩は、私が一年の時図書委員でよく本を借りに来ていた先輩。

「結、今帰りか?だが、こっちはお前の家の方面ではないが、、、。」

「いえ、私これから都内に行くんです。小学校の友人に会いに!」
と笑顔で返し、

「そうか、ならば駅まで送って行こう」
と微笑んだ。

「え?大丈夫ですよ?。一人でもいけますよ」

「俺がもう少し話したいと思っていたんだが、嫌だったか?」
と笑って来た。

「え?いえ、そんなことないですよ。じゃあお願いします」
と好意に甘えることにした。

他愛のない話をして
「そういえば、結。D組になったと聞いたが、、、。」

「はい、D組になりました。そういえば隣の子がテニス部の男の子でしたよ」

「あぁ、赤也か。問題児だからたまに面倒みてやってくれ」

「そうなんですね。今日もずっと寝ていて、、。」

「ほう、寝ていたのか。それは弦一郎に伝えておくか」
と小声で言っていた。

「ん?何か言いましたか?」

「いいや、何もない。さぁ、駅まで着いたぞ。気をつけていけ」
と優しい笑顔で送ってくれた。

「ありがとうございます。また今度ゆっくりお話ししましょう」
と返し

「あぁ、そうだな」
と柳先輩と別れた。
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