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囚われの妖精は今日も犯される
第4章 アランの弟
「お庭って言っても、何もないのね…。ホセさんの言う通りだわ。」
ジュリはだだっ広い庭を散策している。
花も木も何もなく、あるのは趣味の悪い石像ばかりだ。
「何だか薄気味悪いし、もう帰ろうかな…。」
そう思ったときだった。
誰かがジュリの肩をポンと叩いた。
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