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囚われの妖精は今日も犯される
第11章 終わりの始まり
イザークは部屋から出ていった。
そしてすぐに部屋に戻った。
イザークが持っているお盆の上には、注射器が乗せてある。
「それは…一体…。」
ジュリは恐る恐る訊ねた。
「ん?これのことか?」
そう言ってヨハンネスはジュリに注射器を見せた。
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