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囚われの妖精は今日も犯される

第9章 真実


ギードは泣きながら言った。

「イザークさん、起きて下さい…!」

ジュリも涙を流した。

当然、イザークは起き上がることはない。

しかしその顔は、今にも起き上がりそうな程までに、穏やかだった。

ギードは黙って立ち上がった。
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