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囚われの妖精は今日も犯される

第7章 ジュリの答え


ヴァレールは頭を下げると、部屋の中に入った。

「ジュリ様、私が今日お伺いしたのは…。」

ヴァレールがここまで言うと、ジュリは頷いた。

「ええ、分かっています。この前の答えですよね?」

「左様でございます。ご決断していただけましたか?」

ヴァレールが訊ねると、ジュリは言った。

「あの、ヴァレールさん…私…。」
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