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偽物女優【恋プロ長編◆裏】

第3章 救出 *


「大好きだよ………律花」

ゆっくりと、とてもゆっくりと、埋め込んでいく。

沈み込むごとに、結合部の隙間から血があふれた。


「痛い………? 痛い、よね………。

でもごめん、止まらないっ………。」

ず、ずっ………と温かい内側に包み込まれるような感触。

腰が蕩けそうなほどだった。


「ぁ、くっ………。ゆっくり息をして………。」


「っ………ふ、…………はぁ、」

いいこ、と髪を撫でられる。


埋め込まれていくごとに痛みは増していくけれど

それ以上に胸は温かだった。


「き、ら………。」

そんな彼を、受け入れたい。

心からそう思った。


「っ………ん、」

触れるだけのキスをして、微笑いかける。


「我慢、しないで………。」

みひらく瞳。遅れて、みるみる頬が染まった。


「………キミって人は」


「え、………ふぁっ!?」

角度を増したもので、容赦なく奥を抉る。

ごり、ごり、と胎内で音がして、眼裏にチカチカと火花が散った。


内側を征服し尽くす勢いで、くり返し最奥をノックする。

泣きそうに快感に歪んだおもてが彼をより一層煽った。


「や、あぁ………っ!

もっと………ゆっくりに…………あああぁっ!」


「キミが悪い。キミがオレを煽るから………!」

ぱんぱん、と肌がぶつかる音が思考の奥に響き

結合部から漏れる水音が脳髄を痺れさせる。


痛い。恥ずかしい。………気持ちいい。

様々な感情が判断力を奪い、内側で感じる快感だけが残って。


「律花、…………律花ッ」

「あああぁ、きらっ………!」




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