第10章 現状打破
『まぁ、あれじゃね?結局は取り返すもん…取り返さないとね…』
衣月のこの言葉に5人は新たなスタートをきることにした。
恒天城にもどり、数日後…
『こんなにたくさん…ありがとうございます。』
『いや、いいんだ。俺らに出来ることはこれくらいだからな。あと、里白…ありがとな…俺はもう少し粘ることにした。』
物資補給をしてくれた波珊に八戒がお礼を言うと波珊は微笑んで言うと衣月にも微笑んでお礼を言った。
『なになに?里白…俺に内緒で何はなしてたわけ?悟浄さん、妬いちゃう…』
『ふふふ…秘密です。悟浄に言うとダメかなって…』
『気になるじゃねぇかよ…』
『教えません…』
絶対に言わないと決めこんだ里白に追求できない悟浄。
『衣月…俺はお前の言葉で自分に自信が持てたような気がする時が経てば…その時がくるだろう。』
と紗烙。
『そうだね…その時はお祝いに行くよ。』
何を話したか気になるが何も言わない三蔵。
『あはは…』
『なんか、みんな楽しそうだな!』
嫉妬している2人を見守る八戒となんだかよく、分かっていない悟空。
たとえ、この6人の道が波乱万丈で過酷な運命だったとしても意地でも突き進むであろう。
運命なんてクソ喰らえ!!
決まり事?んなもん…知らねぇよ。
俺がルールだっ!!
それがこの6人
三蔵一行なのである。