• テキストサイズ

~桜の木の下で~

第10章 現状打破



『まぁ、負の波動が強くなってきてるってことだね…あたしも里白を止められるか分かんないし…ココで帰りな…恒天城で暮らすってこともできるし。』

『なんでそうなるんですかっ!!』

『だってさ!なんだかんだで里白ってスグに不安がるじゃん!!そんなんだと負の影響を受けやすくなる!!そんな事もわかんないのっ!?』

『だからって!!残る理由になんかなりませんっ!!私はそんなに弱くないですっ!!バカにしないでもらえますっ!?』


口喧嘩を始める衣月と里白。

三蔵がなにか言ったようで悟浄と三蔵も殴り合いのケンカをしている。

『あーもー!!やめろよーー!!』

八戒も止めようとしない為にどうしたらいいか分からない悟空は叫んだ。

『『『『…っ!?』』』』


ジープが6人を外に出した。

『お前ら…全員…おりやがれ…ってことですか…』

八戒が呟くように言った。

衣月がタバコに火を付けると三蔵、悟浄の順番にタバコに火を付けた。

『あの…1本貰えます?』

八戒が衣月に言った。

『三蔵…八戒に1本あげて…あたしと悟浄のじゃキツすぎるだろうから。』

三蔵は八戒にタバコを1本とライターを渡した。

見よう見まねで吸う八戒。

『衣月…衣月のでいいので私にも…』

『はいよ…』

衣月は里白にタバコとライターを渡した。

『ゴホッゴホッ…ふええ~…』

里白はむせた。

『里白…大丈夫か?無理して吸わなくても…』

『大丈夫です…』

見かねた悟浄が里白に声をかけた。



/ 168ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp