第8章 神機妙算
『紗烙三蔵様っ!!周辺の村から火の手がっ!!妖怪達も侵入してきている模様ですっ!!』
援護部隊の1人が入ってきた。
『わぁお〜千客万来?』
衣月が妖怪達を見て言った。
『めでてぇ思考回路なのは今更だが…客でもなんでもねぇだろうが…』
と三蔵。
『おい、お前らっ!!人の島荒らし腐りやがって!!覚悟は出来てんだろうなっ!!』
紗烙は銃を構えながら怒鳴るように言った。
『いや〜仁義なき戦いのテーマが流れて来そうな勢いですね〜』
八戒がのほほんとツッコミを入れる。
『あれはっ!!東方からのお訪ね者の玄奘三蔵!!その隣は北東からの荒くれ者…煌玄三蔵!!』
妖怪の1人が言った。
『ほぉ…お前らも有名人みたいだなぁ?玄奘、衣月。』
と紗烙が衣月と三蔵に言った。
『おかげさまでな。』
『あたしが荒くれ者とか初めて聞いたーはつみみー』
衣月の言葉がスイッチになったかのように妖怪達が襲いかかってきた。
ーガゥンっ!!ガゥンっ!!ー
ードドドドッ!!ー
ーパンっ!!パンっ!!ー
それぞれの所持する銃が火を噴く。
『衣月、紗烙…今のうちに村人の安全を確保しろっ!!』
三蔵が妖怪達を倒して一息つくと言った。
『おう!あとは任せたぞっ!!衣月っ!行くぞ!!』
『はいよっ!!』
衣月と紗烙は村人達の所に向かった。
『私たち無視したらダメですよ?』
里白が錫杖を器用に扱いながら言った。
『そうそう。俺ら無視したら痛い目見るぜ?』
悟浄もそう言いながら錫杖を振りかざす。
『こっちの三蔵じゃ、不満か?贅沢な奴らだ…』
三蔵も銃を妖怪に放ちながら言った。