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~桜の木の下で~

第21章 体がいくつあっても足りない!!


2人は備え付けのバスルームに入ると、噛み付くようなキスをした。

衣月は三蔵から与えられる快感に夢中になっていた。

衣月の下半身からは愛液が滴って止まらなくなっている。

『こんなに乱れる衣月も興奮するもんだな…』

三蔵は感じまくる衣月の耳元でそう呟いた。

『普段…そんな事いわないのに…こんな時だけ言うのずるい…』

『たまにだからいいんだろ?』

衣月の問いにチュッと触れるだけのキスをしてから答える三蔵。

『そりゃ…そうか…』

トロトロに蕩けた瞳で三蔵を見ながら言う衣月。

2人が快感に溺れている頃…



『どういうことなんでしょう…』

『分かんねぇ…分かんねぇけど…俺…かなり限界なんですけど…』

『そんな事を言われてもっ!!僕だってかなり限界なんですよっ!?だからって3Pするわけには行かないじゃないですかっ!!』

『お前…結構…ヤバいのね…言動がおかしいって…』

『ねぇ…悟浄?抱いてくれないんですか?』

『え?あ…待ってな?』

限界寸前なのに里白に誘われ、限界ギリギリな悟浄と限界値が超えている里白。

それを見つつ、この状況がどういう事なのかと冷静に考えようとするが、何故かヤバい発言が混じってしまう八戒。

『見つけました!!』

パソコンと格闘していた八戒が言った。

『えーと…坊恋花…主に修行僧に影響を及ぼす。人生において1度でも、命を捨てようとした者に殺生が禁止とされている仏教において罰として化学と妖術によって生み出された禁忌の植物。先程も説明したように修行僧や僧のみ現れるが、ごく稀に高僧と旅をしていたり長い時間すごした者にも影響を及ぼす。その影響は主に修行僧には1番の禁忌とされる性欲である。…って…この花が原因だってのか?』

悟浄がパソコンの画面に映し出されている文章を読んだ。





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