第14章 一期一会
『おお!やる気か?』
挑発する独角兕。
『ケンカするなら降りてやれ…』
『同感だ。』
暑くてイラついていた衣月と三蔵が2人に銃を向けた。
『『すいませんでした…』』
独角兕と悟浄はお手上げポーズをとりながら謝る。
『あ…あれですかね?』
八戒が街を見つけて言った。
『やった〜!!飯飯〜!!!』
悟空は大はしゃぎしている。
『お猿さんはお気楽でいいわ〜…』
『衣月まで猿って言うなよっ!!』
悟空は拗ねたように言った。
『脳みその中が飯しかねぇなら猿だろうが』
『なんだとっ!!ヘタレエロ河童っ!!』
『誰がヘタレだっ!!胃袋ブラックホール猿っ!!』
『猿じゃねぇって言ってんだろっ!!エロ干からび河童っ!!』
『ああんっ??どこが干からびるってんだよっ!!』
『河童だから皿だろっ!!皿見せてみろよっ!!』
『んなもんあるわけねぇだろうがっ!!てめぇも猿ならケツでも見せてみろよっ!!真っ赤かなんだろっ!!』
『さーて……銃の中身は何発残ってたかな〜あれま〜1発か〜まぁ、1発で1人黙らせたらいいか〜』
そう言いながら銃の弾の数を確認する衣月の言葉に悟浄と悟空はやばいと思ったのか何も言わずに黙った。
『ふふふ…あの金髪の方…カッコイイじゃないノヨ…』
『アラ〜ワタシは赤い髪のお兄さんがいいワ〜』
2人の村人?がそう話していた。
宿に着いた6人+1人
もちろん、部屋割りは
衣月&三蔵
里白&悟浄
悟空&八戒&独角兕
『ナニヨ…あの二人…ワタシ達のダーリンとイチャイチャしちゃって!!喰らうならイケメンよね〜』
『いいじゃない…あの二人の小娘…弱そうだもの…』
6人+1人が部屋に入った後に受付にいたのは先程の村人?だった。
どうやら…妖力制御装置を付けた妖怪だったようだ。