第9章 リヴァイとの個人訓練
歩き始めたリヴァイについていく。
離れないように一歩後ろを歩きながら、ティアナは自分の感情に
戸惑っていた。
…リヴァイに腕を離されて、寂しいと思ってる自分がいる。
…だけど近くにいると心臓が暴れて、ドキドキしている。
…抱きしめられて触れられたところが熱を持ったかのように熱い。
そんな感情全部知らなくて、でもリヴァイに聞くわけにもいかなくて。
悶々と考えていたら、いつの間にか部屋についていた。
「じゃあ、ゆっくり休め。明日訓練に出れそうになかったら
休んでいいからな」
「…はい、お気遣いいただきありがとうございます」
「無理はするなよ。…おやすみ」
「おやすみなさい」
挨拶をして部屋に入る。ベッドを見たら急に眠気が襲ってきて、
ティアナは泥のように眠った。
―――――――
ようやくここまで来ました。
でもくっつくのはまだ先の予感...?