第12章 初陣・2
ティアナ達が無事に拠点へ着いた後、すぐに今回の壁外調査の
目的である物資の搬入が始まった。
そのため、迷子になってた間の報告はその後となる。
今いる拠点は次回その先に行くときに使うため、今回補充する
物資の量がとても多い。ティアナは気合を入れ直して運び始めると、
途中でマルクとカイに会った。
「ティアナ、無事だったんだ」
「心配したんだぜ」
「二人とも…心配かけてごめん」
歩きながら話す。
こうして心配してもらったことに申し訳ないやら有難いやらで、
ティアナは複雑な気持ちになった。
「そういえば、ティアナが連れてた予備の馬だと思うんだけど、
僕の所に来たからちゃんと連れてきたよ」
「良かった。カイの所に行ったんだ」
討伐の際に放した馬が無事に仲間の所へ着いたことに安心する。
気になっていたことだったから、知らせを聞いて一つ胸の
つかえがとれた。
「何があったかはまた後で俺たちにも聞かせろよ」
「うん、わかった」
そこで二人との会話を切り上げる。
ティアナは持っているものを運びながら、今こうしてここに
居られて本当に運が良かったなぁ、と思っていた。
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お久しぶりです!
ようやく更新できました。
しばらくはリハビリのような感じで書き方が定まらないかもですか、大目に見てくださいませ(-_-;)