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依存愛-彼と過ごした3000日-

第2章 朔


少しだけ離れたしーちゃんは、わざと花と視線を絡ませながら、意地悪に笑って。


「そんなに、好き?声」


わざとらしく。
真上から甘く、優しく、そう、囁くんだ。

「…………っ」


びくん、て、反応した花を視界にとらえると。
しーちゃんは花の両手を自分の両手に絡ませた。


「………………かわいすぎ、花」

そのまま両ひじをベッドにつけて、花の頭を抱え込むように顔を寄せると。



低く甘く、いつもと違う声色で。


耳元でこう、囁いた。


「好きだよ、花」



「……………………っ」



「愛してる」



頭を一撫でしたあと、彼は首筋から胸へと熱い舌を這わせていく。
お酒のせいで敏感になっている身体は、それだけでもけっこうな刺激となり、彼の思惑通りに反応してしまうんだ。

「…………ぁ……っ」


シャツの中へと入り込んだ彼の指は、何の躊躇もなく下着のホックを外し、それはあっけなくずらされた。

「しー、ね?」



揺れる私の両目と視線を絡めれば、それはすぐに悪戯に細められ。
人差し指を口の前へと、持ってくる。
そのまま強引に唇を割ってしーちゃんの指が2本、口の中へと入り込んだ、瞬間に。

「……んんん!?」

彼は、服の上から胸の頂きを撫でるように触れて、反対側には唇を寄せた。
舌でつつくように触れられれば。
その刺激に身体は弓なりに反り返る。








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