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依存愛-彼と過ごした3000日-

第7章 『混濁』









『選んで、花』




『もう、あいつには会わないで』





優生………………っ













ごめん………………っ











「ごめん」



「花」








視線を合わせずそれだけ言うと。



自分から、しーちゃんの胸に飛び込んだ。










ごめんなさい。





自分でも嫌になるくらい。




花はしーちゃんが欲しいの。




しーちゃんの、そばにいたいの。




許してなんて言わないから。





誰にも、許して欲しいなんて言わないから。






歪んだ愛でもいい。





認めてもらえなくていい。





しーちゃんに愛してもらえなくていい。





花は『都合のいい女』で、いい。




『バカで都合のいい女』は、花の指定席。




喜んで演じ続けるよ。





たくさんの人を傷付けても。




たくさん人に迷惑かけても。






この恋だけは、手放せない。








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