第2章 序章
「職員室まで一緒に行くか?」
俺たち二人は今校舎の中。
藍裡はちびっ子のため、てくてくと可愛らしい歩きをして俺を見上げて言う。
「職員室とはなんじゃ。とりあえず妾は主についていくだけじゃ。」
「職員室もわからないのか………。」
俺は足を職員室の方へと向ける。
数分もかからないうちに職員室に到着。
「ほれ、ここが職員室だ。ここは先生たちの………まぁ溜まり場みたいなところかな。」
「ほほう。先生か!!いい響きじゃの!早速その先生という者らに会いに行くぞ!」
「あ、ちょっ…ノックしないと……」
藍裡は、ノックもせず「ガラッ」と扉を開け、大きな声で
「たのもぉおぉおおぉぉぉおおおおぉぉおお!!!」
「「「!!?!!???!!」」」
俺も先生たちもビックリ仰天。
「な、なんだね!君は!」
ある先生が口を開き、ハンカチで汗を拭きながら藍裡に近づいた。
俺は「ハッ!」っと驚きから我に返り
「す、すいません!!こいつ、ここの学校てか学校自体初めてらしいんです!!この学校に転校してきたみたいで……」
焦りながら事情を先生に説明した。
すると奥の方に座っていたこの学校の校長が「ああ」という声をいい、こちらに近づいてきた。
「破岳藍裡(はたけあいり)さん、ですね?お待ちしてましたよ。ようこそ、我が校へ」
校長はニコッと微笑み、藍裡に言った。
破岳ってすげぇ苗字だな……。ちょっと漫研部の俺の血が騒ぐような苗字…。
「うむ!お主が【こうちょう】っていうお偉いさんか?」
藍裡は胸を張り、校長に訪ねた。
「そうです。初めまして、破岳藍裡さん。ここの学校の校長の宮嶋(みやじま)と申します。」
校長は深々と藍裡に頭を下げた。
「こ、校長?何故生徒にそんな深々と……」
ふと汗拭き先生が口に出した。
俺も思った。身分は藍裡のほうが下なのに何故そんな畏まっているのか。
「この方はとてもえらい方なのですよ?まぁそのうち、話しますよ。」
偉いとは、どういうことなのか……?