第2章 序章
2026年4月上旬
俺こと相山拓也は登校中であった。
今日は新入生歓迎会という学校行事なので、登校しなければならない。
あぁ〜、春休みずっと二次元に行けたと思ったのに…。
なんでわざわざ………
とか思いながらも足を進める俺であった。
二次元好きなので部活は漫研部だ。
毎日漫研部に行くとニヤニヤが止まらなくなる。
一時的な解放感。
新入生歓迎会では部活動紹介、学校行事紹介、学年行事紹介などと様々である。
俺は部活動紹介に出場しなければならない。
「はぁ、だりぃなぁ…」
そんなことを一人呟いていたら、
「あいてっ…」
誰かにぶつかったらしい。声を聞くところによると、女の子の声のようだ。
「あ、ごめん。大丈夫か?」
俺はそう謝りながら下を向くと、そこに立っていたのは予想通りの女の子だった。
その女の子はむすっとした顔つきでこちらを見ていた。
そして何故かじっと俺を見つめている。
「な、何かな?」
少し引きつった笑顔で女の子に問うた。
「……」
無言。
俺の顔に何か付いてるのかな…?
「俺の顔に何かついてる?」
思ったとおりに女の子に問うてみる。
「……」
またもや無言。この子、無言好きだな。
はぁ…とため息をつくと、
「つまらぬ男じゃな」
………え?
「そんなんだからモテないんだぞ」
女の子はその顔とは似合わない言葉で俺に話しかけた。
「え。おまっ…、いくつだよ⁉︎」
俺よ、モテないことに否定はしないのか。
「妾は藍裡じゃ。これからある学校とやらにいくのじゃが…道に迷うての。お主、道案内してくれぬか?」
なんだ、こいつ…。
生意気!