第2章 甘いカクテルと公安の男
「そういえば降谷さん私達のこと散々ディスってくれたらしいわね」
「あーー。あれはドラマの話ですよ。気にしないで下さい」
「そっちだって似たようなもんじゃない? 権力振りかざして違法なことも平気でやって、散々現場を振り回しておいて手柄だけはちゃっかり取っていくもんだから視聴者に嫌われる」
「よくおわかりで」
「大変よねぇ……お互い」
「そうですね」
ところで、私は何で公安の男と2人で飲んでいるのだろう……カルアミルクを飲みながらふと、そんなことを考えいた。シュウに何て報告すればいいんだ、あ、でも電話の主が降谷さんだったんだから別に報告しなくていいんだっけ? でも接触した事は報告しておくべきか……酔った頭では考えられなくなっていて、これでよくFBIが務まるなと彼に笑われている気がした
to be continued…