• テキストサイズ

【DC夢裏あり】公安の彼とFBIの彼女【降谷零】

第3章 カルピスと公安の男


失礼します!! とやってきた店員が持ってたのはカルピスだった
「あれ? 黒糖梅酒じゃ……」
「それ以上飲むのは辞めた方がいいと思って」
「えー。大丈夫なのに」
「酔っ払いの介抱はしたくないです」
「ちぇ……」
不貞腐れてカルピスを飲む

「何で辞めたんですか? 」
「男性社会だからかな。女ってだけで雑用ばかり押し付けられる。降谷さんには縁がない話だろうけど」
「優秀な人材を逃さないためにも心得ておきます」
「私のこと優秀だと思ってたの? 」
「えっ……うーん。まぁ」
「思ってないな」
「わざとなのか本当に抜けてるのかがわからなくて」
「失礼な」
「今日わかったのは甘党だってことぐらい」
「ほー。それは優秀だな私」
「一緒に仕事してみたかったです」
「ふふ。そう言って貰えるなら辞めて良かった」

彼にすっかり気を許していた。彼とシュウの間にあったことを知らなかったとはいえ、この男はシュウの声を作ってまで接触してきたのだから警戒すべき相手だということには変わりなかったのに
氷が溶けて薄くなったカルピスを飲んでいると突然瞼が重くなった
/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp