【コナン・まじ快】薔薇を食べる【工藤新一・黒羽快斗】
第4章 5月
お風呂から上がり、マッサージとケアを終えて寝室のベッドで寛いでいる桃は、スマホを開き快斗におやすみとLINEを送る。
スマホの電源を落とした直後に新一が寝室へと入ってきて、桃の隣に腰掛けた。新一は、Tシャツとゆったりとしたパンツを履いていて、桃は大きめなTシャツ1枚。
「もう、ちゃんと髪乾かしなよ」
「ん…」
新一が肩にかけていたタオルを奪い取ると、桃は新一の髪を拭く。が、新一は桃にキスをするとそのまま倒れ込んだ。舌を絡ませ、彼女の下唇を軽くちゅっと吸って目を合わせれば、桃は新一の頬に触れて微笑んだ。
「我慢出来なかった?」
グリッと、桃の膝が新一の股間に当たる。すでに硬く盛り上がっているそこは、その刺激だけでビクリと脈打つ。
「はっ、オメーもだろ?興奮した顔しやがって」
「新ちゃんにこんな事されて興奮しない方がおかしいよ」
新一の首に腕を回して、今度は桃からキスをした。それに新一が答え、彼女の上顎を舌先でなぞり、右耳をスリスリと形を確かめるように撫で、時折指を小さな穴に出し入れすれば桃のブラウンの瞳が欲に濡れ、彼女の肩がビクッと揺れる。
「はぁ…ん…」
「やっぱり、耳好きだな」
息を吹きかけ、反対も指で愛撫しながら耳たぶを舌で舐めると、桃は「んんっ」と息を漏らし、新一の首筋に唇を這わせたあと鎖骨辺りを吸った。唇を離せば赤い花びらが彼の首元に散る。
「……今日は…うまくいった」
「上手に出来たかよ」
「うん、出来た」
満足気に笑う桃に苦笑して、彼女の耳、頬、鼻先、唇へ順番に口付けしたあと新一も彼女の首筋に印をつけた。
そして、また唇が重なり左手で桃の右耳を愛撫しながら右手は彼女の太ももを撫でる。ゾワゾワとした感覚に桃が腰を浮かせれば、その手はTシャツの裾を胸元までずりあげた。