• テキストサイズ

important Birthday(太輔くんB.D記念)

第1章 不安な時間


ひと通り準備を終え、ソファーに座りテレビをつけた。




アナウンサー『○○時名古屋発の新幹線が、この大雨の影響で立ち往生している模様です』



「えっ?この新幹線って、もしかして………」



太輔からの通話時間を確かめる。


「やっぱりそうだ」



ニュースで流れている新幹線は、まさに太輔達が乗っているはずの新幹線だった。



私は急いで太輔に電話した。





アナウンス『只今大変掛かりにくくなっております。時間をおいてからもう一度お掛けください』



何度掛けても、同じアナウンスが繰り返されるだけ。

しかたなく携帯をテーブルに置き、ニュースを食い入る様に見た。






夕方になっても太輔と連絡が取れず。

外は相変わらず嵐のような雨。





時間だけが無情にも過ぎていった。




自分自身に大丈夫と言い聞かせるけど、心の中は寂しさと不安でいっぱいだった。
/ 6ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp